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    紫陽花のおまじない
2025.06.06
トピックス

厄除けとご利益を授かる
紫陽花のおまじない

日本では、昔から四季のうつろいに寄り添いながら、

花や草木といった自然に宿る“目には見えない力”を大切にしてきました。

中でも、梅雨の季節に静かに咲き始める紫陽花(アジサイ)は、

その色とりどりの美しさとふんわりとした花姿から、

魔除けや厄除けの象徴として親しまれてきた特別な花です。

 

紫陽花は、湿気の多い雨の季節にも負けず、

しっかりと根を張ってたくましく育つ植物です。

その力強い姿には、

 

「元気でいられますように」

「災いから守ってください」

 

といった、人々の素直な願いが重ねられてきました。

 

こうした背景から、紫陽花はお寺や神社といった自然と深く結びついた神聖な場所で、

大切に育てられ、今もなおその姿を多くの人の心に届けています。

自然信仰や神仏習合の文化のなかで、紫陽花は季節とともに生き、

自然と調和する象徴のような存在として、暮らしの中に根づいてきました。

 

また、紫陽花には昔から伝わるおまじないがあります。

 

①半紙に自分の名前と生年月日を書きます。

②それを紫陽花の茎に巻きつけ水引きで結びます。

③玄関やトイレ、台所など家の中の好きな場所に逆さにして吊るします。
 特にトイレに飾ると婦人の健康を守るとされています。

 

このおまじないは、6のつく日(6日・16日・26日)に始めるのがおすすめです。
その日から1年間、目に触れる場所に吊るし続けることで、

厄除けや良縁を呼び込むといわれています。

 

願いに合わせた飾り方の例

 

  • 健康・婦人病の祈願:紅白の水引を結び、トイレに飾ります。

  • 縁結び・恋愛運アップ:赤い糸を使い、良縁を招きます。

  • 金運アップ:金銀の水引を結び、玄関やオフィスの南・東向きに飾ります。

 

紫陽花は梅雨の象徴であると同時に、

ドライフラワーにすることで一年を通じてその力を感じることができます。

自然の恵みと寺社で大切にされてきた紫陽花の力を借りて、

願いを叶えるおまじないとして、ぜひ取り入れてみてください。

皆さまの毎日が、

紫陽花のように美しく健やかでありますよう

心より願っております。