慶珊寺の境内を歩いていると、
とてもめずらしい光景に出会いました。
純白のテッポウユリが凛と咲き、
その花びらにセミの抜け殻がそっと残されていたのです。
長い年月を土の中で過ごし、ようやく地上に姿を現したセミ。
その証である抜け殻は、
命の営みと変化の瞬間を静かに物語っていました。
足元には、地中から出てきた小さな穴がいくつもあり、
すぐそばでは羽を震わせるセミの姿も見られました。
短い夏の命を精一杯に生きるセミと、清らかに咲き誇るユリの花。
その出会いは、自然の神秘と命の尊さ、
そして「今を生きること」の大切さをそっと教えてくれているようです。
慶珊寺の境内は、
四季折々の草花や自然の営みが感じられる、
静かで穏やかな場所です。
豊かな自然に包まれながら、故人を静かに偲び、
ご自身の心とも向き合うひとときをお過ごしいただけることと思います。
どうぞ実際に足を運んでいただき、
この落ち着いた境内の空気を味わっていただければ幸いです。
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