2025.11.21

丸に隅立て四つ目
―由緒ある家紋の墓石

お客様横浜市在住 佐々木様
墓地名横浜慶珊寺樹木葬墓地
管理寺院花翁山 慶珊寺
墓石石塔タイプ
石種インドMU
彫刻家紋彫刻

伝統を受け継ぐ家紋 格式ある墓石

佐々木様の墓石には、
「丸に隅立て四つ目」の家紋が刻まれています。

この家紋は、近江源氏・佐々木氏族にゆかりの深い
「目結紋」を図案化したものです。
目結紋は、絞り染めの模様をもとに生まれた紋で、
方形の中央に小さな穴がある独特の意匠が特徴です。
なかでも「隅立て四つ目」は、
佐々木氏と関わりの深い武将や大名の間で、
古くから広く用いられてきました。

歴史をひもとくと、佐々木氏の流れを汲む一族は、
源平合戦で活躍した佐々木盛綱・高綱、
室町時代の京極道誉、
戦国時代の尼子経久・佐々成政、
そして日露戦争で知られる乃木希典将軍など、
多くの歴史的人物を輩出しています。

このように由緒ある家紋を刻んだ墓石は、
ご先祖様の歩みと家の伝統を静かに語り継ぎ、
落ち着いた品格を感じさせる墓石に仕上がりました。



※本記事に記した家紋や歴史的背景は、
一般に伝わる佐々木氏の系譜・家紋に基づいた説明であり、
現在のご家系個別の系譜を示すものではありません。