2024.08.10
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社長のひとこと

千代石の樹木葬とは

樹木葬という埋葬方法が誕生したのは1999年です。いちばん最初の樹木葬は、里山に埋葬するところから始まりました。里山タイプの樹木葬は、自然を活かした土地にご尊骨を埋葬するものであったため、人工物を使わない樹木葬の場合、雨や地震などでご尊骨が動き、予想外に墓地として認められていない場所までご尊骨が移動してしまう可能性があり、更には、何らかの拍子でご尊骨が地上へ出てきてしまえば、それは法律違反となってしまいます。基本的に、ご尊骨は墓地として認められた場所以外に埋葬してはいけない、『墓地、埋葬等に関する法律』(昭和23年5月31日法律第48号)「第4条 埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない」と いう法律で定められています。法律に則り、人工物で墓所を整備し、大自然にご尊骨を還す、という自然回帰の思想や、ご寺院で永代に渡りご供養していただけるという尊さ、墓守不要という合理性など、すべて実現したものが、現在、千代石でご提案する「樹木葬墓地」だと考えています。日本人はご尊骨を土に還すことで、まず安心感を覚えます。そして、ただ土に還すだけではなく、亡き方を偲ぶための礼拝の場としてお墓を建て、亡くなったあとも、その人とのつながりを大切にしていく、祖霊信仰や自然思想が古くからの慣習であり、日本人として、大切に継承していく〝 心 〟なのではないでしょうか。

 

お墓を持たない新たな供養法は、ここ5年から10年で注目を浴びています少子高齢化や単身者の増加から、お墓の維持が困難だと考える人が増えているからです。そのような実利性から見れば、お墓を持たないという選択の方が、楽で、負担が少なく、費用もかからないので一見、良いかのように思えます。しかし、人間というのは面白いもので、ふとしたことで”目に見えないもの”の存在を感じ、考えるものです。すでに、この世界からはいなくなってしまった大切な人に会いたい! と思った時に、お墓がないことで、戸惑いを感じられる方は多くいらっしゃることと思います。お墓は、自分にとって大切な方に会いに行き、思い出を語り、自分を見つめ直したり、立ち返る大切な場所となります。そして、その場所を作り、供養していくということは、残された者の責務ともいえます。また、親戚など、この世に生きているもの同士が繋がり、集まれる場所でもあります。墓じまいが叫ばれて久しい時代ですが、いま一度、お墓の良さや大切さを、考えてみる必要があるのではないでしょうか。自分たちがこの世に生まれてきた意味、帰る場所として、お墓の必要性は必ず再認識されるはずです。

 

そして、千代石では、墓石につきましても大変重要だと考えております。千代石で樹木葬をお申込みいただきますと、みなさまの想い想いを石に刻んで、墓石を作っていただいております。世界中にたったひとつである、唯一無二の直筆やイラストなど、想いを石に彫刻いたします。お墓に石が用いられてきた理由は、地球上の自然物の中で、石が一番固くて、風化に強いとされてるからです。他の自然物と比較すると、耐久性や堅牢性にとても優れており、長年、雨風に打たれても、溶けたり、砕けることなく存在しています。それに、古来から「石」には想いや霊力が宿ると信じられており、日本の至る所で岩石が祀られ、身近には、数珠やお守りやパワーストーンなど、みなさんに愛され親しまれています。その歴史から見ても、お墓を建立するということは、墓石を通して大切な方と繋がれる場所をつくり、拠り所をつくる、大切なお手伝いをさせていただくことが千代石の使命だと認識しております。

 

みなさまが、大切なご伴侶さまや、ご家族さまに対し、責任を全うし、尊厳を保ち、ご供養していかれます安住の地として、真っ向からその念をお受けさせていただきたいと考えております。

 

供養第一であります、千代石の「骨壷納骨型」樹木葬墓地に安心してお任せください。まずは、お気軽にご見学、ご相談くださいませ。