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  • 古の邸址と共鳴する
    樹齢200年の古木
    龍澤山 永昌寺
    (曹洞宗)
2024.08.22
寺院紹介
湘南茅ケ崎樹木葬墓地

古の邸址と共鳴する
樹齢200年の古木
龍澤山 永昌寺
(曹洞宗)

龍澤山 永昌寺は、安土桃山時代の文禄元年(1592年)に創建され、曹洞宗の教えに基づいた深い坐禅の伝統を受け継いでいます。平安時代の治承年間(1177〜1181年)、大庭三郎景親の属であった室田三郎景正の邸と伝えられるこの場所は、悠久の歴史に包まれています。開山は藤沢市大庭宗賢院の四世住職、冷室長厳大和尚によってなされ、現在も29世のご住職がその教えを守り続けています。昭和56年には本堂が再建され、平成7年には造りの美しい山門が建立されました。また、平成22年からの7年間で行われた大規模な整備事業により、本堂の補強改修、大書院の新築、奥書院の移築、寺務所兼庫裡の新築が実施され、伽藍が一新されました。

 

そして、永昌寺には室田三郎景正の墓と伝えられる五輪塔があります。かつては本堂の脇にありましたが、工事で発見されたため、現在は墓地の一角に移されています。五輪塔は鎌倉〜南北朝期の様式を持ち、地輪が欠けているものの、形状は良好です。また、五輪塔の下から出土した骨壺もあり、鎌倉期の常滑の壺で、口縁部が欠けた状態で骨片が保存されています。さらに、破損した壺の陶片や櫛目のある陶片も発見されました。

 

 

 

 

 

 

龍澤山永昌寺は、その静寂な環境と深い歴史によって、訪れる人々に心の安らぎをもたらします。坐禅を通じて内なる平和を求めるとともに、歴史的な建築や文化遺産に触れることで、時を超えた豊かな体験が得られます。寺の境内には樹齢200年とされる高木のモッコクがあります。この古木は、歴史的な趣をさらに深める存在です。

歴史と伝統、静けさが調和するこの場所で、心を整え、深い安らぎを感じてみてください。

 

 

【山号】龍澤山

【寺号】永昌寺

【宗派】曹洞宗

 

 

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