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    採用された感想をいただきました
2024.06.12
鎌倉材木座樹木葬墓地
ご寺院様

妙長寺ご住職より千代石の樹木葬を
採用された感想をいただきました

妙長寺ご住職より千代石の樹木葬を採用された経緯や採用後の感想などのお言葉をいただきましたのでご紹介させていただきます。

 

  

 

 

最初のご縁

 

当山と同じ宗派でご縁がある寺院住職から千代石株式会社様(以下千代石様)のご紹介を頂きました。

今までもっぱらお檀家様のみを大切にして参りましたが、時代の流れで跡継ぎがいらっしゃらないお檀家様も増えて参りました。予想より早く少子化もすすみ、墓じまいも年々多くなって参りました。千代石様のできるだけ故人様の尊厳を大切にしたいという考えが、当山を再建した先代大住職からの考えと一致しておりました。

 

 

時代が変わる

 

従来の先祖代々のお墓はなかなか建立されない時代になり、墓じまいが増えてまいりました。そのため、お墓が維持できず離檀したいというお檀家様のお引き留め策として、新しいかたちの永代的な供養墓地が早急に必要になって参りました。また、当山の責任役員(総代世話人様)と住職が何度も相談し、次世代の住職はお檀家様激減の時代に入りますので、それを見込んでお檀家様だけのお墓から新たに霊園として、非檀家(新規)の方を迎えることになりました。

その際、樹木葬墓地を主に建立販売されている千代石様とご縁があり、有り難くも鎌倉では初めての「骨壷納骨型」樹木葬墓地となりました。今まで永代合祀墓はありましたが、大きいカロートに多くの方のお骨とまざって一緒に埋葬されますその合祀墓もスペースに限りが有るため、いつかはいっぱいになり粉骨されることもあるかもしれません。お寺として、埋葬納骨される方のお心を考えて、より丁寧に骨壷のままで50年以上納骨できる墓地があればと思っておりました。

 

 

骨壷について

 

私たち僧侶は職務上頻繁に火葬場に参ります。火葬場の職員が御棺を茶毘にふして 1時間後くらいには火葬が終わります。ご焼骨を集める収骨(骨上げ)をいたします。故人様にご縁の深いお方から二人ずつ順にお箸を持って丁寧にお骨を拾い集めます。その際生きている時と同じように下半身のお骨から骨壷に収め、次に上半身、俗に「のどぼとけ」と言われる第二頸椎、最後に頭がい骨をのせて、あたかも生きている時と同じようなお骨のならびで骨壷に収まるわけです。

どちらかと言えば古来の日本人は、土葬の時代を経て足から頭まで整ったかたちで納骨されたいと思う方が多く、その考えが現代にも続いているのではないでしょうか。故人様は亡くなった後はもちろん自力でお墓に入ることは不可能です。ご縁のある別の誰かの手でお墓に納骨されます。骨壷のままの埋葬できるお墓は、より故人様の尊厳を守り、大切に思うことであり、より故人様と納骨を見届ける人、お墓参りの方とのつながり・絆を今後も再確認できる場所に変わるのです。

 

  

 

 

千代石様の樹木葬墓地との出会い

 

そこで当山は変化の時期に千代石様の「骨壷納骨型」樹木葬に巡り会います。当時は特許申請中でしたがお寺から建立依頼しました。当初、樹木葬墓地のスペースを確保するのに大変時間がかかりました。少しでも広いお参りスペースを確保したかったからです。粛々と辛抱強くお墓の区画整理を行い、協力して空きスペースを確保し、ついに半年以上も待って鎌倉初の「骨壷納骨型」樹木葬墓地が建立されました。名前は「星あかり」です。河東田社長が当山にゆかりのある、ひと夏滞在した文学作家「泉鏡花」の作品から名付けて下さいました。

関東地方の平均的な大きさ 7寸の骨壷がちょうど入る納骨室です。またその約半年後、無事に特許を取得されました。近年の大雨にも対応できるように排水も整えられて、建築や土木の専門的な技術により緻密に設計されていて、耐久性のある墓地です。設計士さんや土木、石材加工の方、営業、1T担当の方、皆様専門の方がチームを組んで異体同心でお墓を作って下さいました。

 

 

  

 

 

  

 

 

 

お寺によりそう会社であります

 

千代石様はお寺の意向によりそい、お墓のかたちやデザインも住職夫婦の意見を積極的に取り入れて下さいます。たとえばお墓のシンボルである仏像ですが、全国では圧倒的に白い色の美しい観音様(立像)が主流です。しかし当山では今までにはない、にっこり微笑んで座っている「お地蔵さん」を希望しました。お地蔵さんは古来から日本人にとって親しみのあるものです。当山は全て坐像、屋根付きのドームのなかに入っております。これはあたかも鎌倉の中世の「やぐら」をイメージしています。やぐらとは、平地が少なく山が多い鎌倉の独特の地形のなかで、鎌倉時代の上級の武士や寺の僧侶は岩肌を掘って横穴式の洞穴をつくり、中央に仏像や供養塔を安置し、周囲にお墓・墳墓をつくりました。ちなみに鎌倉庶民の場合はなかなかやぐらのお墓をもつことは叶わず、普通に海岸砂浜に土葬・埋葬されています。

星あかり・月あかりは全体を「やぐら」に守られているように考え、中心のお地蔵さんが納骨ご霊位をやさしく温かく見守るイメージです。お花が手に入ったときは、その時々の四季折々の花・花びら、色とりどりの花々をかざり供養します。ですから星・月、二つの樹木葬墓地は他の樹木葬とは考えが違う、まさに鎌倉の「プレミアムなお花のお墓」と思って頂ければ有り難いです。

 

  

 

 

社員の皆様が協力的であり、お客様との信頼関係がある。

 

河東田社長はじめ、当山担当の田中様がご相談にみえた方に親身に対応されて丁寧に樹木葬墓地の説明をしてくださるために第1期工事は一年もたたず、すぐに完売致しました。主に田中さんのお人柄もあるでしょう、購入者の何人かは、購入後でも販売事務所を訪れ、ご挨拶やお茶を飲まれてひととき楽しくお話をしていく方もいらっしゃいます。お墓は人生でも高額なお買い物のひとつですのでお客様との信頼関係が大事なのです。

二つのお墓は石塔の形がすべてお位牌のような縦型で統一されていますが、石種(色)を選べたり、文字または絵などもペイントなどアレンジがかなりできます。全く同じ石塔はございません。〇〇家やお名前だけではなく、花やお好きな絵も彫刻できますし、手書きの絵まで自由に彫刻可能です。月あかりの石塔の一つにはお孫さんがおじいさま・おばあさまの似顔絵を描いた絵が彫刻されました。これは見る方の心が温かくなり、大変微笑ましいお墓です。似顔絵を書いたお孫さんが大人になっても自分が小さいころ描いた絵ですから、きっとおじいさま・おばあさまへのご供養、お墓参りを続けてくれるのではないでしょうか。いつか大切な人とのお別れが訪れる日が誰にもやってきます。墓地もグリーフケア(大切な人との別れに際しての深い嘆き悲しみを緩和し癒やしていくケア)のひとつと思います。もちろんお墓の側面にもウラ面にも彫刻できるスペースがあります。ご希望があれば当山住職が故人様のご生前の生き方振る舞い、お仕事・趣味を詳しく尋ねて、故人様にふさわしい法名(お戒名)を捧げ、石塔に刻むことも可能です。そう考えますと、千代石様の石塔の形がデザインや見栄えも良く、お墓としての機能も確実に備えてあり、最もベストな形ではないでしょうか。私は千代石様の石塔をおすすめいたします。

星あかりの前には供養スペースがあり、お塔婆を上げられる場所があります。私たちが故人様のためにできる一番功徳が大きい供養方法がお塔婆供養です。たくさんのお塔婆をあげるお塔婆立てがあります。

 

 

納骨の方、当山ではできるだけ心をこめて納骨いたします。

 

今までどうしてもお寺にご縁のなかった方も多くおられます。霊園ですのでお檀家にならなくて良いです。いろいろ諸事情で火葬場で火葬式(=直葬)を行い、お通夜・葬儀等、一度もお経を寺院に頼めなかった(=故人様とのお別れがきちんと出来なかった)ご遺族が納骨の際にお経を少しでもささげて、故人に感謝の気持ちや伝えたいことを心で念じ供養することで、やっと故人様とのお別れができたり、生前中の思い出を今一度思い出したり、心に気になっている問題点、故人とのわだかまりをとくことができるのです。「気持ちの整理がつく」と言うことです。お経や儀式をきちんと営むことにより、今まで伝えたかったことを故人様のお心に届けることが出来たこと。悲しみを乗り越えながらも、また日常の生活に戻れそうだと言ってくれた方もいらっしゃいました。納骨もまた、グリーフケアのひとつであります。千代石様は石材店ではありますが、納骨をとおして悲しまれている皆様のお心の癒やしにも、陰から支えている会社であります。当山としては千代石様と協力してお墓をきれいに維持して参ります。もし依頼がございましたら、お寺としての仏事(供養・厄除けなど)もできる限り丁寧に営ませて頂きます。以上

 

  

 

採用概要

 

寺院名 海潮山 妙長寺
墓地名 鎌倉材木座樹木葬墓地
敷地面積 1期敷地面積・・・既存のお墓(1.5×1.5=2.25㎡)が4つ分9㎡
2期敷地面積・・・既存のお墓(1.5×1.5=2.25㎡)が4つ分9㎡ (1期敷地面積・区画数同様です。 )
区画数 1期区画数・・・43区画
販売価格 2期区画数・・・43区画
2期(2霊区画)販売価格 65万円~
販売状況 第1期~第2期まで、1期が完売(2024.02.17時点)

 

 

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